東南アジアに位置している「タイ」は、日本との関りも深い国であり、現在でも日本人が多数移住している国の第4位に上がってくるほど人気があります。そんなタイの不動産投資を今後始めようと検討している人の中には、タイで不動産投資を始めた際にはどのようなメリットがあるのか知っておきたいところでしょう。そこで今回は、タイでの不動産投資がおすすめされている理由について、5つのメリットや不動産投資におすすめのエリアと併せてご紹介していきます。ぜひ、今後海外での不動産投資を検討する際の参考にしてみてください。
タイで不動産投資を始めた場合の5つのメリット
タイは親日家も多く、日本人が住みたい国でも上位にランクインするほど人気の高い国です。近年では、そんなタイの不動産投資にも注目が集まっていることはご存じでしょうか？ここからは、タイで不動産投資を始めた場合のメリットを5つご紹介していきます。
住宅需要や経済成長が見込める
タイは現在でもGDP成長率が右肩上がりとなっており、その経済成長は今後も期待されているほどです。タイのGDPの約4割を製造業が占めており、特に自動車製造に関して強みを持っていることからASEANの中でも高度な工業化が進んでいる国でもあります。今後の経済成長も相まって、タイ国民の所得水準の上昇が期待されているため、中間所得層の拡大していく可能性があります。中間所得層が拡大することでより住宅需要の増加が見込めるため、タイでの不動産投資にも大きな影響を与えると予測できます。
税金コストが抑えられる
タイは日本や他の国と比較してみても、税金などにかかるコストが抑えられます。登記費用は物件評価額の2％、印紙税は物件評価額もしくは売買価格どちらかの高い方の0.5％、家賃税は非課税、さらに固定資産税や相続税についても実質ないと言っても良いでしょう。タイの不動産は控除額も大きくなっており、これらの点から購入時の税金コストが安く抑えられます。
最低価格基準が設けられていない
通常諸外国では、外国人が不動産購入する際に最低価格基準が設けられていますが、タイではこの最低価格基準が設けられていません。不動産価格は物件によりけりなので、バンコクにある物件でも1000万円程度で購入可能なものも存在しています。最低価格基準が設けられていないことから、比較的少額での不動産投資が可能です。
市場の透明度が高い
不動産市場の透明度が高いということは、投資家が大損してしまうリスクが低くなっている環境下と言えます。数値的にも2016年には2.65となっており、ASEANの中でも3位の透明度を誇ります。現在、海外不動産の中でも人気なフィリピンやベトナムと比較した際にも、タイが最も透明度の高い市場となっている点は、不動産投資におけるメリットです。
高利回りも期待できる
タイの首都バンコクを中心として、交通インフラが整備されつつあります。急激な都市化が進んでいる背景から都市部での大渋滞が社会問題となっているため、高架鉄道や地下鉄などの拡張整備が軒並み進んでいる状態です。交通インフラの整備は不動産業にも大きな影響を与える要素で、路線間格差を狙うことができればより高利回りに期待できます。
タイの不動産投資におすすめのエリア
タイは不動産投資にとって非常にメリットの大きい国です。そんなタイの中でも不動産投資におすすめのエリアが2つあります。ここからは、不動産投資におすすめの2つのエリアについてご紹介しましょう。
バンコク
タイの首都バンコクは、観光地と大都会が混在し調和した都市としても有名です。首都なので、政治や経済、文化においても中心地となっているだけでなく、近年では東南アジアのハブとも言われているほど発展を遂げている国際都市です。そんなバンコクには、大型のショッピングモールやデパートも建ち並び、高層ビルの摩天楼などもそびえ立っています。交通インフラ整備が進んでいるエリアでもあるので、今後より交通の利便性が高まれば不動産投資の市場においても価値が上がると期待されているエリアです。
シラチャ
シラチャは首都バンコクから車で2時間ほどの距離に位置しているエリアで、タイの日本人街と称されているほど世界でも有数の日本人居住エリアと親しまれています。シラチャは都心部ではないためバンコクと比べてみても物件価格が安価でお手頃となっているのですが、賃料の水準は比較的に高いです。そのため、日本人に特に人気の高いロケーションを持つ物件や高級コンドミニアムなどであれば10％ほどの高い賃貸利回りも実現可能となっています。このことから、シラチャは投資用物件を購入する際の注目度が高いエリアです。
タイ不動産投資 | まとめ
今回は、タイで不動産投資を始めた場合のメリット5つと、おすすめのエリアを2つご紹介してきました。タイは不動産投資をするにあたって、非常に有利なメリットを持っており、エリアも首都バンコクかシラチャに限定すれば比較的選択肢も絞りやすくなります。今後も経済成長や物件の需要も高まることが予想されているので、不動産投資を始めるにはうってつけのエリアです。