フィリピンで年に1回行われるシヌログ祭ってどんな祭か知っていますか?私は以前に一度参加したことがあるのですが、最高に盛り上がるとても楽しいお祭りなんです。
もしタイミングが合えば是非参加していただきたいおすすめのお祭りなので、良かったらこの記事を読んでみてください。
フィリピン・セブ島のシヌログ祭について
フィリピン・セブ島のシヌログ祭をご紹介していきます。
シヌログ祭はいつあるのか?
毎年1月の第3日曜日にメインパレードが開催され、その前の1週間をかけてフィリピンのセブ島で行われます。毎年300万人ほどの人が集まるフィリピン最大級のお祭りです。
今年はコロナウイルスの影響で、世界中で多くのイベントが中止されてしまっているので、来年の開催については事前に確認した方が良いでしょう。
シヌログ祭は何の祭なのか
元々は、若きイエスである「サントニーニョ」の像を称えるお祝いを始めたことがシヌログ祭の起源だと言われています。サントニーニョ像は、マゼランがセブ島に上陸した際に、当時のセブ島の王に送ったものとされています。戦時中だったにも関わらず、セントニーニョ像だけは一切被害を受けなかったことから、奇跡の像として崇められています。
そして、シヌログ祭では、サントニーニョの小さな像をもったフィリピン人たちが、踊りながらセブの街中を歩くパレードが行われます。色鮮やかな美しい衣装に身を包んだダンサーたちの華麗なパフォーマンスは圧巻で、見ているこちらも血が騒ぐほど。他にもコンテストなどの催しが行われ、丸1週間お祭り騒ぎが続きます。
日本のお祭りとはかなり違った雰囲気を楽しめること間違いなしなので、ぜひ実際に参加して感じて頂きたいものです!
シヌログ祭はどんな雰囲気なのか
パレードが盛り上がるのはもちろんですが、それ以外にも、日中から大音量の陽気な音楽が街の至る所で流れており、人々が場所を問わず踊りまくっているのが見られます。
また、祭の参加者同士でペンキを塗り合うという恒例行事もあり、もはやこれがお祭りのメインなのではないか?!と思うほどで、すごく盛り上がるお祭りだとは聞いて行ったものの「なんてパーティ好きな国民なんだ!」と
改めて感じずにはいられませんでした。(笑)
カトリック信仰者が9割近くを占めるセブ島では、シヌログ祭は年に1度のビッグイベントなんです!
シヌログ祭に参加するうえで注意しておくべきこと
シヌログ祭で注意しておくべきことは3つあります。
1.汚れても良い白い服を着ていく
2.靴を履いていく
3.お金は最小限に
シヌログ祭では、ペンキのような色のついた液体を塗り合います。いきなり塗りたくられることも避けられないので、いっそのこと、よく目立つ白色の服を着て行きましょう。ただし、汚れても良い服にしておきましょう。また服以外にも、カバンやメガネなど、ありとあらゆるものがペンキまみれになるので、荷物は少ないほうが被害を最小限にすることができます。そして、履き物はサンダルでなく靴を履いていくことをおすすめします。
場所によっては、歩けないほどの人が集まることがあり、足を踏まれる恐れがあるからです。また、人が多いのでスリにあう恐れもあるので、必要以上のお金や貴重品は持っていかないようにしましょう。
ちなみにお金だけでなく、携帯電話やカメラも狙われます。特に日本製のものは高く売れますので
標的になりやすいなんてことも…。
もうひとつ注意していただきたいことがあります。グランドパレードが行われる日には、多くの観光客がパレードを見ようとフィリピン中や海外からも人々が集まってきます。早朝から交通規制が始まり、パレードのルート付近に車両は入ることができなくなります。
このため、パレード当日のセブ市内観光は催行不可能となりますし、パレード前後日でもボートのパレードがマクタン島の海上にて
行われます。ほとんどのボートがこのパレードに参加をするため、アイランドホッピングの催行がほぼ不可能となりますので、飛行機やホテルをとる前に日程を確認することをおすすめします。
また2018年のシヌログ祭期間中に、セブ市内のみ携帯電話の電波をシャットダウンする措置が取られました。これはテロなどを警戒して行われた措置とのことです。今後も携帯電話の電波がシャットダウンされる可能性があるかもしれません。またシヌログ祭期間中はアルコールの規制が行われ、路上での飲酒は禁止となります。シヌログ祭期間中は街中に警備隊が多く配置されていますが、個々
での注意も必須です。
フィリピンお祭り | まとめ
フィリピン・セブ島のシヌログ祭についてご紹介させていただきました。実際に参加した私の感想としては、これまで参加したお祭りの中で一番楽しかったですし、人におすすめしたいイベントです。フィリピン・セブ島の文化的・歴史的な祭に参加できる喜びを感じられることはもちろん、フィリピン人特有の明るくパーティ好きな国民性が、さらにこのお祭りを盛り上げてくれているような気が
しました。
もしタイミングが合えばぜ実際に行ってあの雰囲気をぜひ体験していただきたいです!