人気の高い留学先として知られるフィリピンのセブ島。きれいな海や親しみやすいフィリピン人の特性から留学先として選びたい人も多いことでしょう。ただ多くの人が留学費用について気になると思います。この記事ではフィリピン留学にかかる費用をご紹介し、一緒に留学費用を安くするコツもお伝えしていきます。フィリピン留学を検討している方はぜひご覧ください。
セブ島留学にかかる費用
まずは本題としても挙げた、留学費用について説明していきます。ここでは留学期間に応じて変わってくる費用をそれぞれご紹介していくので、自身が希望する留学期間に合わせて、いくらほどのお金が必要になるのか知っていきましょう。
1ヶ月
留学期間の中も人気が高い1ヶ月間の費用は、27万円前後となっています。長期留学とは違って安く収まるものではありますが、入学金や学費、寮費、教材費といった必要費用を用意しなければなりません。そして1ヶ月の短期留学において魅力と思えるのが滞在ビザとACR I-Cardの2つの費用がかからないことです。フィリピン留学は30日間の事前手続き不要の観光滞在ビザでの滞在が可能です。1ヶ月以内であると滞在ビザの費用はかかることなく、30日間を超える場合のみ学校からビザの延長を申し込んで費用を払います。一方でACR I-Cardというのは外国人登録証のことで、滞在期間が2ヶ月を超える時に取得しなければなりません。1ヶ月の場合は取得する必要はないので安く収まります。
3ヶ月
3ヶ月間の留学になると先ほど挙げた滞在ビザとACR I-Cardで費用が発生します。入学金や航空券といった一度きりしかかからない費用を除きかかる費用は1ヶ月分の3倍で計算するとなると、大体70万円前後かかります。ただ3ヶ月間となると1ヶ月に比べて観光地を巡ることも少なくなるので、生活費にかかる費用が抑えられる傾向にあります。人によっては友人と一緒に遊ぶことが増えて出費が増えてしまったという場合もあるので、長期になればなるほど留学費用は人によって差が出てきます。
半年
半年におけるセブ島留学ではビザに関する費用が高くなる傾向にあります。そして気を付けてほしいのが海外旅行保険です。滞在期間が長くなることで様々なトラブルに遭う確率も高くなります。しっかりとしたプランを選んでおきたいのですが、費用も上がってしまうことも忘れないようにしておきましょう。また長く滞在することで部屋選びの違いで負担額に大きな差が生まれます。学校ももちろんですが宿舎も慎重に選ぶことが重要になってくるでしょう。半年間の平均費用は130万円前後になっています。
1年
長期の1年になると6ヶ月間の約2倍である260万円前後かかります。他でもご紹介してきたように滞在ビザや保険で費用が必要となるのでご注意ください。しかしこうした負担がかかるのは仕方のないことです。節約すべきポイントとしては学費や部屋タイプでしょう。どちらも1ヶ月あたり2万円の違いであっても1年になれば24万円という大きな差になってしまうという点に注意が必要です。
費用の内訳は?
続いてはセブ島留学でかかる費用の内訳をご紹介していきましょう。
学費
授業料にあたる学費は1ヶ月15万円ほどかかります。この中には教材費が含まれており、教材費は1ヶ月ごとに1,500円程です。また寮費も入っており、こちらに関しては部屋のタイプによってさらに金額に変化があると予想されます。一人部屋よりも複数人部屋の方が安くなるので覚えておくといいでしょう。ちなみに寮に入らない場合はアパートやコンドミニアムを借りる必要があり、1万6,000円ほどから借りられます。
その他の費用
その他費用は生活費や航空券、保険代、ビザなどが挙げられます。セブ島での一般的な生活でかかる費用は1ヶ月あたり2万~6万円と言われています。航空券では往復で5万~7万円が相場です。保険は1ヶ月あたり1万円~1万5,000円かかるということを見込んでおきましょう。ビザに関しては30日までは無料、5週間~8週間では6,000円~9,500円程度、9週間~12週間では1万5,000円~2万2,000円程度といったように、滞在期間が延びると費用も高くなるので注意してください。ちなみにACR I-Cardは7,700円が相場です。他にも就学許可証の取得として1万5,000円のSSP費用が必要です。
フィリピン留学をリーズナブルに実現する方法
最後にフィリピンの留学費用を抑える方法をご紹介していきます。ぜひご紹介していくコツを覚えて、お得に留学を楽しみましょう。
渡航時は格安航空券を利用する
留学費用を安くできるポイントの一つ目は格安航空券の利用です。格安で利用できる飛行機は日本からでは特定の空港からしか出ていませんが、少し遠くても乗る場所や飛行機を変えることで日本とフィリピンの移動にかかる費用負担を軽くできます。ただし格安便は毎日運航しているわけではないので、よく調べて確かめて航空券を取るようにしましょう。
リーズナブルな保険に加入する
留学において安心を作り出す保険ですが、安いプランであってもしっかりとしたものは見つかるものです。国や期間、補償の内容を吟味して高く付く保険料をできる限り抑えていきましょう。
学費などが安い学校を選ぶ
フィリピンの学校は数ヶ所しかないわけではなく、たくさんの学校があります。学校にはカリキュラムの違いがある他、学校施設の質やアクセスの良さでも費用が変わります。繁華街からはなれた場所であると学費は安くなりやすいのでおすすめです。安い=質の悪い学習というわけではないので安心してください。
まとめ
ご紹介してきたように、人気のフィリピン留学では滞在期間によって必要な費用が異なります。留学をリーズナブルにする方法は様々あります。ぜひここで挙げてきた費用の内訳や費用を安く収めるポイントを活かして、安くも充実した留学ができるようにしてみましょう。