フィリピン最後の秘境と言われているパラワン島には、2つの世界遺産があります。1つはプエルト・プリンセサ地底河川国立公園、もう1つはトゥバタハ岩礁海中公園です。どちらもパラワン島の自然を堪能できる観光名所として人気があります。それぞれどのような世界遺産なのか、見どころやアクセス方法を紹介していきましょう。
パラワン島とは?
パラワン島はフィリピンの西側にあり、フィリピンの「最後の秘境」と呼ばれている島です。未だに多くの場所が未開発のままになっている島で、自然の美しさがたくさん残っています。パラワン島には、約100万人が住んでおり、砂辺で昼寝をしたり、新しい生物の発見をしたりと楽しみながら生活をしている人々がほとんどです。また、パラワン島には、2つの世界遺産があり、観光客に大変人気の観光地となっています。どのような世界遺産があるのか、解説していきましょう。
世界遺産プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園は、パラワン島にある世界遺産の1つです。1999年に世界遺産に登録された公園で、世界最大級の地底河川を楽しめる神秘的な観光スポットです。1日に1,000人以上の観光客が訪れる人気の観光スポットで、新世界七不思議の1つとなっています。
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園の見どころ
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園の見どころは、全長8.2kmの世界最大級の地底河川です。山の麓にある鍾乳洞から南シナ海に流れ込んだミルキーブルーの美しい河川には、環境の変化によって生まれた様々な生き物が育っています。地底河川探索クルーズでは、ボードに乗って1.5km約45分間のボートクルーズが可能です。コウモリがたくさん潜む洞窟や鍾乳石、大聖堂など巨大鍾乳洞の探索が楽しめます。
観光の注意点
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園は、現在完全予約制となっており、当日入場ができません。プエルト・プリンセサ地底河川国立公園を観光したい場合には、必ず事前に予約をしましょう。オンシーズンである12月~5月は予約がとりにくいため、天気予報を確認の上、早めに予約を取ることをおすすめします。また、ボートクルーズを楽しむためには、濡れても大丈夫な服装に着替え、タオルを1枚用意しましょう。洞窟内では天井からコウモリの尿や糞が落ちてくるので、絶対に口をあけないようにしてください。
アクセス方法
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園へのアクセス方法を紹介します。プエルト・プリンセサ国際空港から港町のサバンまで1時間半ほど車に乗り、サバン港からはバンカーボートに乗り、15分ほどで到着します。自力で行くのは大変なので、ツアーで予約をするのがおすすめです。
世界遺産トゥバタハ岩礁海中公園
次に紹介するのは、パラワン島にあるもう1つの世界遺産「トゥバタハ岩礁海中公園」です。パラワン島から船で10時間ほどの場所に位置する島、「トゥバタハ岩礁」は、珊瑚でできている島で、東南アジア最大規模の珊瑚礁です。北側の環礁は「バード・アイランド」、南側の環礁は「ライトハウス」と呼ばれています。
トゥバタハ岩礁海中公園の見どころ
トゥバタハ岩礁海中公園で一番の見どころは、東南アジア最大規模の珊瑚礁です。2つの岩礁と珊瑚礁から成る島で、350種類以上の色とりどりの美しい珊瑚礁と、600種類以上の魚や動植物を透明度の高い海から眺められます。100mほどある断崖や手つかずの自然、広大な珊瑚礁を堪能することも可能です。また、トゥバタハ岩礁海中公園は、絶景でダイビングができるスポットとしてダイバーに人気がある観光スポットです。イルカやクジラなどの大型生物だけでなく、絶滅危惧種とされているウミガメの仲間も生息している素晴らしい海となっています。
観光の注意点
トゥバタハ岩礁海中公園の海域では、季節風が吹きます。そのため、危険がない3月~6月の期間にツアーが限定されています。トゥバタハ岩礁海中公園を訪れる際は、この4ヶ月間しか観光できないため注意が必要です。
アクセス方法
最後に、トゥバタハ岩礁海中公園へのアクセス方法をご紹介しましょう。マニラから国内線に1時間ほど乗り、プエルト・プリンセサへ行き、プエルト・プリンセサから船に10時間ほど乗るとトゥバタハ岩礁自然公園に到着します。パラワン島からダイビングクルーザーが出港しているので、ダイビングツアーに参加すると良いでしょう。
まとめ
パラワン島は、フィリピンの西部にある手つかずの自然がたくさん残っている美しい島です。世界遺産は2ヶ所登録されており、プエルト・プリンセサ地底河川国立公園では、ボートクルーズで地底河川を楽しむことができます。また、トゥバタハ岩礁海中公園では数々の珊瑚や魚を眺めながらのダイニングを堪能できるでしょう。どちらの世界遺産も行ける時期が決まっているので、ツアーに事前予約をしてから行くのがおすすめです。
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