ETF(上場投資信託) の仕組みやメリット・デメリットについて解説

ETF(上場投資信託)とは

ETFとは、Exchange Traded Fundの略称で、日本語では上場投資信託と言います。ETFは日経平均株価やTOPIXの動きに合わせて設計されており、投資信託の一つです。株式のように投資先を選ぶ必要がないため、証券口座での売買もしやすくなっています。

 ETF(上場投資信託)はどんな仕組み?

ETFは取引所で簡単に売買ができますが、複雑な仕組みの上で成り立っています。ETFには発行市場と流通市場の2つがあり、発行市場は通常の投資家からは目に見えません。流通市場は、取引所での売買や注文を行う場で、発行市場には、運用会社と信託銀行、指定参加者が存在しており、この3つがETFを陰で支えています。

運用会社は、証券会社や銀行などの機関投資家から資金を集める組織です。対象指数に連動する銘柄を選定し、運用管理を行いっており、信託銀行は、ETFの資産管理と保管を担当する機関です。ETF発行により集まった資金を運用会社から託され、管理しています。仮に信託銀行が倒産しても、投資家による資金は別管理で守られます。指定参加者は、運用会社との間でETFのやり取りを直接行う証券会社ですETFの設定や解約、ETF銘柄のマーケットメイクも担当します。

どんな収益・メリットがある?

ETFのメリットは、一つの銘柄に、複数の株式が組み込まれていることです。

例えば、『日経○○上場投信』といった商品を購入した場合、中にはA社、B社、C社と複数の株式が入っています。ETFを所有すれば、単体の銘柄を買うよりもリスクを軽減できます。少ない費用で投資ができる点もETFの良いところです。株式では5万円や10万円などまとまった資金を要しますが、ETFでは約1万円から投資ができます。

ETFは投資信託の一種であるため、銘柄保有期間中には信託報酬が必要となりますが、通常の投資信託と比べて手数料は低めに設定されていることが多くなっています。売買のタイミングについても、株式と同様に値動きを見ながら対応可能です。

気をつけるべきリスク・デメリットは?

ETFは、一般的な投資信託よりも品数が少なくなっています。投資できる銘柄限定されるため、豊富な種類から選びたい方にとっては不向きと言えるでしょう。またETFは、自動積立に対応していないケースが多くあります。通常の投資信託では初回の入金を済ませた後は、一定額を毎月自動で差し引いて購入を行ってくれます。しかしETFについては、市場価格と照らし合わせて自身で売買を行う仕組みのため、自動積立に対応していない証券会社があります。

ETF(上場投資信託)の基礎用語まとめ

  • 投資信託…投資家から集めたお金を一つにまとめて、専門家が投資・運用する商品。
  • 日経平均株価…東証1部上場企業の中から選定された、日本を代表する225社の平均株価。
  • TOPIX…別名は東証株価指数。東京証券取引所の第一部上場全銘柄を対象に、発表している株価指数。
  • 信託報酬…投資信託の手数料の一つ。保有銘柄に対する運用・管理費用。
  • 証券口座…投資信託や株式売買に必要な、証券会社で開く総合取引口座のこと。
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