FXとは
Foreign Exchangeの略となっており、日本のお金「円」と外国の通貨「ドル」や「ユーロ」などに替えた時の価値の差異を使って収益を得る資産運用です。例えば円をドルに交換する時「1ドル=100円」で替えたとします。
これが後に「1ドル=110円」となれば日本円に戻した際に10円分(110円−100円)の利益が生まれます。FX基本的にこの差異を狙って運用を行っていき、“国の通貨を買って売る”これだけで投資ができてしまうものとなっています。
FXはどんな仕組み?
商品に需要があるように、各国のお金にも需要があります。とある国の景気が良ければ、その国にFXにて投資をしたいと考える人が増えます。そうするとたくさん投資されている国のお金はトレードによって多く量が必要となってきます。たくさん必要とされている分、価値も増すため通貨の価格は上昇します。
FXには裏にこうした仕組みがあるので、通貨の差異を利用して儲けや損がでるようになっているのです。通貨の価値を左右するものには景気だけではなく、金利、原油といった商品価格、政治状況、地政学リスクなども考慮されています。
どんな収益・メリットがある?
FXというのは必ず円を使って取引する必要はありません。多くの人は母国の日本円を使って取引しなければいけないと考えがちですが、他国の通貨同士を組み合わせたトレードもできるようになっています。
FXは1日24時間、週に5日間という眠らない市場です。そのため、いつだって取引を楽しめます。たとえ東京市場の営業時間外だとしても、他のニューヨークやロンドンといった市場は開いているため、そこにて通貨を購入して取引ができようになっているのです。そしてこのことにより、世界中では外国為替取引が盛んに行われて続けます。
交換する際にいくら必要になるか交換レートはどんどん変化していくので、後に価値の上がりそうな国を狙えれば収益を得られようになっています。FXは為替レートと呼ばれる取引の傾向をグラフ化してものを参考にすることができます。さらには少ない金額を使って投資できるため、投資初心者にもオススメといった点がメリットに挙げられるのです。
気をつけるべきリスク・デメリットは?
FXはある点に気を付けなければ大きなリスクを被ることになります。それを作る原因が、ニュースでも耳にしたことがあろう「円安」と「円高」という言葉です。多くの人は「1ドル=100円」の交換レートから「1ドル=110円」に替えた場合、円の値段が高くなったことで「円高」だと思うことでしょう。
しかしそれは違います。100円で買えたドルが、110円出さないと買えなくなったとういう状態は、俗に言う「円安」です。1ドルを買うのにより多くの円が必要になったということは、円の価値が低くなっているということです。。つまり「円安」となり、反対に円の価値が高まれば「円高」と呼ばれるようになります。そのため円安と円高のワードの意味を知らないまま始めてしまうと大変なことになってしまうので、気を付けましょう。
FXの基礎用語まとめ
通貨
取引をする際の通貨単位。FXの場合、最低数量が1ロットと表している。
レバレッジ
「必要証拠金」の何倍の取引をしているかを示す倍率
為替レート
海外為替の取引で外貨と交換する際の比率
円安
円の他通貨に対する相対的価値が相対的に少ない状態
円高
他国通貨に対する円の価値が高くなること