海外不動産投資は、日本の不動産投資と同じような運用条件にはなっていないため、初心者は注意すべき必要があります。
今回は、海外不動産投資初心者に向けて、気を付けるべきポイントについてご紹介していきましょう。
注意点をしっかり理解して収益につなげていってください。
海外不動産投資 | 賃料保証などには注意!?
昨今、海外不動産投資商品には、賃料保証や買取保証など様々な保証が多く存在し、初心者の方でもあたかも安心して購入出来る様な印象を持つ方もいらっしゃるかもしせませんが、果たして本当に保証してくれるのでしょうか?
賃料保証会社が倒産や事業売却した場合どうなる?
最初は、賃料保証金額がきっちり入金されていた場合でも、賃料保証会社が倒産や事業売却した場合どうなるのか?
結論からお伝えすると、今まで通り保証されない可能性があります。
何故かというと、運営会社が倒産や事業売却した場合、当然新しい会社が変わって物件を運営・管理をする様になります。そのとき、保証内容など見直しされる可能性があります。新しい運営会社から見ると、オーナーへの利回り保証=事業利益機会の損失と考えます。当然、新しい運営会社は、オーナーの物件を運営・管理して利益を上げないといけないので、保証内容が邪魔になるのです。
保証内容の見直しや最悪、保証はしないと一方的に断られるケースがあります。そうなった場合、購入時想像していた家賃収入や買取金額は白紙となり、ご自身で新しく考えて収益化をしなければいけなくなります。
ですので、海外においては「家賃保証があるから安心!」「買取保証があるから安心!」だと思うのは、時期尚早ですので、注意が必要です。
賃貸需要などの情報収集は必須
海外不動産投資は投資先の国によって事情が様々です。
賃貸需要には大きな違いがあるので、事前に国や地域の情報収集をした上で運用を図っていきましょう。保証などある場合でも、その保証が無くなった時の事を想定してしっかりと調べておく事をオススメします。
為替リスクが存在する
海外の不動産を扱うため為替レートによって変動が起こります。
時と場合によってメリットかデメリットか分かれる場合がありますが、知らずにいると損をすることになるので、しっかりと理解しておくべきポイントです。
竣工が遅れることや、物件が完成しないこともある
海外不動産を建物着工前に購入すると、竣工が遅れるもしくは物件が完成しない場合も出てきます。
海外では代金の支払いが日本とは違って建設前になるのでご注意ください。但し、建築は自身でコントロール出来ない為、資金繰りやキャッシュフローは予め余裕を持って計画しておく事をオススメします。
海外投資物件の購入先は慎重に選ぶ
不動産投資は資金をかけて運用するため、購入先は慎重に選ぶ必要があります。購入の際は、以下の点に気を付けて選んでいきましょう。
現地の不動産会社は最低限の語学力が必要
現地の不動産会社に依頼する場合は、日常会話程度の最低限の語学力が必要になってくるでしょう。
気になることは質問していく語学力を身に付けておくべきです。言葉に自信の無い方は、信頼出来る日本人の方を見つけておく事をオススメします。
どんな業者ならなら安心!?
海外不動産を取り扱う業者は大きく分けて3つに分かれます。
①現地デベロッパーの販売代理(仲介)業者
この特徴は、自社の商品ではなく、現地企業が建設した商品を販売代理として販売している業者です。現在は大半(約90%以上)がこの形態をとっている企業が多いです。
このタイプは、オーナー様が契約した先に、仲介手数料(販売サポート料)が、この企業の売上(利益)となり、それ以外での利益は販売の中では特段ありません。ですので、購入後のサポートをすればするほど、企業としては経費だけが出ていき、手間だけが増えると考える企業もあるので、購入後サポートが疎かになるケースがあるので注意が必要です。
②ブローカー
この特徴は、不動産業者ではなく、個人もしくは他業種が行っているケースがあります。その場合、販売する力はあったとしても不動産の知識が乏しい場合もあるので注意が必要です。
③売主
この特徴は、自社の商品を、自社で販売しているケースです。
この場合、販売代理業者とは違い建設費用の中から利益を確保するケースが多い為、余計な出費がないので安心です。また、このような企業は、建物完成後、グループ内になる運営会社で運営するケースが多く、購入後何かあっても迅速に対応出来る可能性が高いです。
海外不動産投資セミナーに参加するという方法もある
海外不動産投資初心者ならばセミナーに参加するのも良いでしょう。
リスクやデメリットを知ることができる
セミナーは海外不動産のメリットだけではなくデメリットも知ることができます。
デメリットを踏まえた上での投資となればリスクを負う確率が低くなるでしょう。
個別相談を実施しているところもある
セミナーによっては個別相談を行っているところもあります。
不安な部分は個別相談にて、投資する前に解消しておくのがベストです。
物件購入から売却までサポートしてくれるところもある
セミナーでは物件の購入、さらには売却までもサポートしてくれるところもあります。
知識を得てそのまま実践できるので、そのようなセミナーに全てを頼っても損はないと言えるでしょう。
海外不動産投資 | まとめ
海外不動産投資は日本にはないメリットやデメリットもあります。
メリットを活かした運用を行うためには自分の資産に合わせた購入先の選択や、セミナーなどで知識を身に付けることが必要です。また、必ずご自身の目で、現地周辺環境などチェックする事を強くオススメします。
海外不動産投資を考えている方はぜひご紹介してきた内容を参考に役立ててみてください。
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