フィリピンで海外不動産投資を行うにあたり、どれくらいの利回りになるのか気になる方も多いでしょう。利回りとは投資額に対して利子を含む1年間の収益の割合を指すもので、海外不動産投資の収益性を考える上で必要となる指数です。今回はフィリピンの不動産利回りの平均と物件選びのコツをご紹介しましょう。
フィリピンでの海外不動産投資の平均利回り
気国の経済中心部となるフィリピン、マニラ首都圏の平均表面利回りは次のようになっています。(2019年4月時点)
- 45平方メートルの物件:7.01%
- 80平方メートルの物件:7.16%
フィリピンは経済成長により収入が増えた世帯が多く、賃料が上がると同時に空室率も低下しています。その影響もあって不動産利回りは年々上昇傾向にあり、表面利回りは平均7%以上と高めの数字を出しています。
高い利回りが期待できる理由
フィリピンで海外不動産投資を始めるメリットは、安定的かつ高い利回りに期待できることも大きな理由の1つです。なぜ優れた利回りに期待できるか、主に3つの理由が挙げられます。
高い利回り期待①今後の住宅需要が増える可能性
フィリピンは平均年齢24歳と若い世代が多く、2091年まで人口は増え続けると予想されています。また、富裕層・中間層を中心に核家族化が進んでおり、世帯数も増えているので今後より住宅需要が高まってくると考えられます。住宅需要が高まるということは空室リスクも低いと言え、安定的な家賃収入(利回り)が見込めます。ただ、コンドミニアムはビザがなくても購入できるので不動産投資では人気な物件ですが、供給過多による賃料や価格低下の可能性があるので注意が必要です。一方で、留学生やビジネスパーソンを中心にホテルステイで生活する人も多いです。そのため、ホテルコンドミニアムへの投資も選択肢に挙げられるでしょう。
高い利回り期待②為替リスクが低い
フィリピンはアメリカや中国との貿易に依存しておらず、また在外フィリピン人のほとんどが稼いだお金を地元に送金しているという特徴があります。その影響もあり、金融危機が生じた際も、新興国通貨の中ではわずかな下落にとどまりました。周辺諸国の通貨と比べて変動率が低く、為替リスクがない点も収益性が高い理由の1つです。
高い利回り期待③家賃回収ができないリスクが低い
フィリピンの場合、基本的に家賃4万ペソを超える物件は12ヶ月分、それ以外は2〜6ヶ月分の賃料を小切手などで支払う手続きを事前に済ませておきます。また、家賃2ヶ月分を平均した保証金も預け入れるため、家賃滞納や未払いで失踪などの事態が発生しても家賃を回収できないリスクが低く、安心して運用できます。
フィリピンで利回りの良い物件を選ぶコツ
利回りの良い物件を選ぶコツは、お手頃な価格で物件を購入でき、なおかつ高い家賃収入を得られる物件です。具体的には、アクセスが良く、商業施設や交通機関など生活に便利な立地が望まれます。また、治安が良く静かに暮らせる環境が整っているとなお良いです。マニラ首都圏周辺で言えば、商業施設やビジネス区が点在するマンダルヨン市やパシッグ市などは、生活の利便性が高いのでおすすめの立地です。また、ホテルコンドミニアム狙いなら、セブ島やパラワン島などのリゾート地が狙い目と言えます。
まとめ
人口が増え続け、経済的にも成長を続けるフィリピンは日本と比べて空室のリスクが低く、高い家賃設定も可能なので不動産投資で高い利回りが見込めます。海外不動産投資に興味がある方は、ぜひフィリピンの住宅やホテルを取得し、資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?
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