シンガポールのコンドミニアムの特徴は?購入ポイントやリスクもご紹介

シンガポールで外国人が購入できる不動産には条件があり、主に購入できる物件はコンドミニアムとなります。これから海外不動産投資を始めるのであれば、シンガポールのコンドミニアム選びが重要です。また、コンドミニアムの購入にはいくつかリスクや注意点もあるのでご紹介しましょう。

コンドミニアムを選ぶ時のポイント

シンガポールでの不動産投資で十分な利益を得られるかどうかは、コンドミニアム選びにかかっています。どのような物件を選べば良いのか、ポイントを見ていきましょう。

流動性のある物件を選ぶ

不動産投資では家賃から得るインカムゲインと、売却で得られるキャピタルゲインという2種類の利益があります。インカムゲインで安定的な収入を得るのもメリットがありますが、シンガポールの不動産の購入価格は上昇傾向にあるので、キャピタルゲインのメリットも大きいです。売却を想定して購入するのであれば、流動性の高い物件を選びましょう。

流動性の高い物件とは売買のしやすい物件のことです。具体的には人口が多くて住宅購入にニーズがあるエリアや生活環境の良い立地、快適な設備・広さを持っているなど、いわゆる優良物件を指します。必ずしも購入価格が高いから高く売れるのではなく、シンガポールの場合は立地や付帯サービスが売買価格に影響を与えます。購入する人の立場からニーズがあるかどうかを意識し、流動性の高い物件を見つけることが大事です。

市場が活発な価格帯を把握する

実際に購入されるコンドミニアムの価格帯は幅広いです。転売しやすい物件を探すには、まずどの価格帯の不動産が売れやすいのか把握する必要があります。シンガポールは日本より個人間の不動産売却が活発で、売買記録の調査も比較的に容易です。シンガポールの都市開発を行う法定機関URAのサイトから、物件名の入力で売買記録を確認できます。いくつか売買記録を確認すれば、どれだけの利益が見込めるのか、また売れ筋の価格帯の目安を知ることが可能です。

甘い言葉や煽り言葉に騙されない

コンドミニアムを探す場合、現地の不動産エージェントなどを頼ることになります。しかし、エージェントの中には自分たちの利益を優先しているケースもあり、都合の良い条件でコンドミニアムを提案してくる場合もあります。一見すると魅力的に感じる物件でも、実際は違ったというケースは珍しくありません。うまい話でも即決はせずに、もっと現地の情報を集めてから決めることが大事です。悪質なエージェントを利用しないためにも、しっかり実績があり、またサポートが充実した信頼できる業者選びも不動産投資を成功させるポイントとなります。

シンガポールのコンドミニアムのリスクと注意点とは

不動産投資を目的にシンガポールのコンドミニアムを購入する場合、どんなリスクがあるのか把握することも重要です。コンドミニアムを買う時のリスクと注意点をご紹介します。

コンドミニアムの質を確認すること

コンドミニアムは高級物件に位置付けられるものの、日本と違って品質に問題があるケースが多いです。例えば、壁やドアが薄く防音性に問題があると、快適な暮らしを望む人にとってはデメリットなので入居者が現れない可能性があります。また、シンガポールは電圧が高いため照明器具などの故障も多く、高額のメンテナンス費が必要となることもあるでしょう。物件に不具合がなく、また無駄なコストがかからない質であるか確認してから購入してください。

世界経済の影響を受けるリスク

シンガポールの不動産市場は活況していますが、国内での不動産市場や世界経済の動向で大きく変化する可能性があります。例えば、シンガポールのコンドミニアムは一定数の所有者が同意すれば、一括売却が可能です。それを買い取った開発側は新しいコンドミニアムを立てるケースが多いです。そのため、中古市場では再開発を前提にコンドミニアムの一棟売りが続出し、中古価格が大きく下がる可能性が予測されています。また、アメリカの経済は世界全体に影響を与えるので、財政赤字の拡大で成長率が下がり、低速化するとシンガポールのコンドミニアム市場にも影響が出る可能性は高いです。

印紙税が負担になる

シンガポールの政府は不動産価格の急激な値上がりから追加印紙税の引き上げを行いました。元々15%だったところ、2018年7月からは20%に引き上げられました。さらに、登記から4年以内の売却では最大16%の印紙税が発生します。つまり、購入や売却時にかかる印紙税分を回収できるだけのキャピタルゲインが出せるかどうかが投資成功のポイントとなるのです。

融資限度額が少ない

コンドミニアムの購入をする時に、現地の金融機関から住宅ローンを申し込めます。ただし、非住居者に融資できる上限は購入価格の60%と、それほど多くはありません。つまり、残りの40%は個人資産から現金での用意が必要です。また、日本の金融機関は海外不動産投資の融資に関して消極的なところも多いため、十分な融資を得られない可能性があります。

政府の不動産購入に対する規制

すでに追加印紙税の引き上げがされていますが、不動産市場の動き次第では政府はさらに規制を強めるでしょう。追加印紙税の発表も施行日の前日に突然発表されているので、規制のリスクを十分に把握し、柔軟な購入と運用を計画しなければなりません。

まとめ

シンガポールの不動産価格は上昇傾向にあるので、不動産投資では大きな利益に期待できます。しかし、全ての不動産が平等に売れるわけではないので、どんな物件にニーズがあるのかよく調査し、見極めていく必要があります。さらに、日本の不動産と違ってコンドミニアムの購入では色々とリスクもあるので、その点も理解して不動産投資を行っていきましょう。

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