フィリピン中央銀行(BSP)は1月15日、12月末時点の総外貨準備高(GIR)が過去最高の1,098億ドルだったと発表した。11月末時点の1,048億ドルから4.8%増加し、同国最高値を更新した。GIRのこの水準は国全体の輸入額の11.7カ月分、短期対外債務の9.6倍に相当する。12月末時点のGIRの内訳は、海外投資(外貨建て債券)が934億2,870万ドル(構成比:85.1%)、金準備が116億530万ドル(10.6%)、外国為替が27億2,640万ドル(2.5%)、IMF特別引き出し権(SDR)が12億2,420万ドル(1.1%)、IMF準備ポジションが8億1,290万ドル(0.7%)だった。GIRからBSPの短期債務を引いた純外貨準備高(NIR)は、11月末の1,048億ドルから50億ドル増加し、1,098億ドルとなった。…
出典:【JETRO「総外貨準備高が過去最高に、進むペソ高による輸出競争力低下の懸念も」】
【https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/01/8494e5c3522364b2.html】
ざっくり言うと・・・
- 【フィリピン中央銀行(BSP)は1月15日、12月末時点の総外貨準備高(GIR)が過去最高の1,098億ドルだったと発表した。】
- 【GIRの増加要因としてBSPは、同行による通貨ペソ売り・外貨買い方向での為替介入や、外貨建て国債発行による外貨調達、保有する金の市場価格上昇を挙げている。】
- 【BSPは為替レートの急激な変動を防ぐため、外国為替市場に参加して為替介入を行う。】
- 【ペソ高はフィリピンの製品やサービスの価格を外貨換算で割高にするため、輸出事業者やIT-BPO産業企業へのマイナスの影響を懸念する見解が国内にあった】
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