フィリピン中央銀行(BSP)の速報データによると、2020年12月のフィリピン銀行業界の総融資残高(10兆8,628億ペソ)に占める総不良債権(元利回収遅延債権)比率(NPL比率)は、新型コロナウイルス禍で3.61%と前年同月(2.04%)から悪化したが、前月(3.78%)からは改善した。4カ月連続の3%台。不良債権(NPL)貸倒引当率は93.73%、前月(87.94%)、前年同月(92.59%)から上昇した…
出典:【フィリピン経済・金融・投資情報「比銀行業界、2020年末の不良債権比率3.61%に」】
【https://pheconomist.com/topics_detail8/id=68122】
ざっくり言うと・・・
- 【フィリピン中央銀行速報によると、フィリピン銀行業界総融資残高10兆8628億ペソ(2020年12月時点)に占める総不良債権比率は3.61%で前月より若干の改善が見え、コロナ禍で躓いた経済も立ち直りの傾向。】
- 【各銀行は自己資本の増加拡充をはかり自己資本率は7年ぶりの高い水準に戻し経営の安定強化を図っている。】