日本では近年東南アジアへの旅行者・移住者が増加しており、人気の高いエリアとなっています。旅行や移住する際にはその土地の気候や日本とのアクセス情報も知っておきたいものです。そこで今回は、東南アジア6ヵ国の気候やアクセスについて徹底調査してみました。実際に現地へ行ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
東南アジア6ヵ国別の気候
まずは東南アジア6ヵ国の気候についてご紹介します。各国それぞれで観光に適したベストシーズン・オフシーズンと、その時期の気候を解説しましょう。
フィリピン
フィリピンは基本的に1年中気候の変化は少なく、雨季(6月~11月)と乾季(12月~5月)の2シーズンに大きく分けられます。観光に適しているのはやはり乾季となりますが、雨季もずっと雨が降り続くわけではなく、時折スコールが降るだけなのでそこまで気にする必要もないでしょう。フィリピンの平均気温は年間通じて約27℃と比較的高めです。
シンガポール
シンガポールは熱帯モンスーン気候に該当する地域で、1年中高温多湿な環境になっています。雨季は11月~2月、乾季は3月~10月までとフィリピンより乾季が長めです。ただし、乾季でもスコールが降ることもあるので注意しましょう。平均気温は30℃前後で、大きく温度変化することもありません。
タイ
タイは高温多湿の熱帯モンスーン気候で、雨季が6~10月、乾季が11月~3月となります。さらにタイにはもう1つ「暑期」という季節があり、4~5月は日差しが強く1年で最も暑い時期です。場合によっては40℃を超えてくるため、観光をするなら乾季・雨季を狙った方が良いでしょう。タイの平均気温は約29℃と暖かく、湿度も高めなので服装は通気性のあるものがおすすめです。
マレーシア
マレーシアは1年を通して気候に大きな変化は見られません。雨季と乾季がありますが、マレー半島の東海岸と西海岸でその時期は異なります。東海岸側や東マレーシアでは3月~11月、西海岸では5月~9月が雨季です。このように、訪れる地域によって雨季が異なるので注意しておきましょう。また、年間の平均気温は28℃前後で常夏でも比較的過ごしやすい地域となっています。
カンボジア
タイやベトナムと隣接するカンボジアの気候も熱帯モンスーン気候に当てはまり、雨季と乾季に分かれています。雨季は6月~10月、乾季は11月~5月に分かれており、特に11月~1月頃は雨もほとんど降らないため観光に適したシーズンとなっています。ただし、訪れる際は日差しが強いため紫外線対策は万全に行っておきましょう。また、蒸し暑いからと言って露出の多い服を着ていると施設に入場できなかったり、蚊に刺されて伝染病に感染してしまったりする可能性もあるので、長袖も持っておくと安心です。
ベトナム
ベトナムは北部と南部で気候の種類が異なります。南部は他の東南アジア各国と同様に熱帯モンスーン地域に属していますが、北部は亜熱帯気候に属しており、日本と同じく四季がきちんと存在しています。観光に適しているのは雨の少ない11月~4月ですが、2月~4月頃は気温が大きく変化しやすいため、秋から冬頃を狙って訪れると良いでしょう。
東南アジア6ヵ国へのアクセス方法
東南アジアを訪れる際のアクセス情報が気になる方も多いでしょう。続いて、日本から直行便で行けるのか、飛行機だと何時間で到着するのかなどもご紹介していきます。
フィリピン
フィリピンの首都・マニラにあるニノイ・アキノ国際空港には、日本の主要空港から直通の便が運航しています。成田国際空港や羽田空港、中部国際空港、関西国際空港はニノイ・アキノ国際空港まで約4時間20分のフライトで到着します。福岡空港からだと約3時間半と、他の空港よりも1時間程度早く到着可能です。
シンガポール
シンガポールには様々な施設が揃い、中心地へのアクセスもしやすいチャンギ国際空港があります。日本からは直通の便も出ており、成田国際空港・羽田空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港から約7時間で到着できます。
タイ
タイの首都・バンコクにあるスワンナプーム国際空港へも日本からの直行便が出ています。成田や羽田、関西、中部、福岡の他に新千歳空港からもスワンナプーム国際空港への直行便が出ており、約6~7時間で到着可能です。なお、同じくバンコクにあるドンムアン空港への直行便も出ています。
マレーシア
マレーシアにあるクアラルンプール国際空港への直行便は成田や羽田、新千歳、関西、福岡から運航中です。さらに、成田国際空港からはボルネオ島への直行便も存在しており、観光旅行へ訪れる際にも役立つ便となっています。フライト時間はクアラルンプール国際空港まで約7時間、ボルネオ島まで約6時間です。LCCも運航しているため、活用してお得にマレーシア旅行を楽しんでみましょう。
カンボジア
カンボジアの首都であるプノンペンには国際空港が設置されており、日本からの直行便も運航しています。往路なら約7時間で到着できますが、復路なら約6時間で到着可能です。ただし、観光地として人気の高いアンコールワットがあるシェリムアップにも空港が設置されているものの、直行便が出ていないため経由便を利用した方が良いでしょう。移動費を安く抑えたい場合は経由便がお得ですが、その代わり10時間以上時間が掛かってしまうので注意してください。
ベトナム
ベトナムにはハノイにあるノイバイ空港と、ホーチミンにあるタンソンニャット空港の2ヶ所があります。どちらも日本(成田・羽田・中部・関西・福岡)から直行便が出ているので、利便性は比較的高くなっています。直行便なら両空港約6時間で到着可能です。経由便となると香港・台北・ソウルなどの都市を経由する便を利用してみると、トラジット中にそれぞれの空港で現地ならではの食事や買い物を楽しめるでしょう。
まとめ
今回は東南アジア6ヵ国の気候やアクセスについてご紹介してきました。それぞれ似たような気候・アクセス方法ではあるものの、少し異なる特徴も見られるため、現地へ向かう際は今回の記事を服装選びや航空券購入の際に役立ててみてください。
日本企業デベロッパーの担当者からわかりやすく、フィリピンの基本情報から現地の情報まで解説。
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