初めての方へ投資信託の基礎知識

「人生100年時代」と言われ、長生きすればするほどお金が必要になりますが、年金不足問題など今後は、自分自身でしっかりと資産形成・運用をしていかないといけない時代になりました。そこで、今回は投資信託について基礎的な情報を見ていきたいと思います。

投資信託とは

投資信託は、投資家から集めた資金を全てまとめ、資産運用のプロでもあるファンドマネジャーが投資・運用して得た利益を投資家に分配し、還元することを言います。多くの場合、3つの機関によって運用され、それぞれが役割を担うことで、投資家たちの資金は守られています。

投資信託はどんな仕組み?

投資信託を購入した場合、まずは販売会社で口座を開設し購入する必要があります。販売会社は、主に銀行や郵便局、証券会社となり、自分の好きな機関で購入可能です。集めた資金は信託銀行で保管されます。

その後、ファンドマネジャーのいる運用会社によって投資をどのように行うか方針を決めていきます。運用会社が決定した方針は、資金を保管している信託銀行によって投資されていくのですが、運用方法は全て運用会社が指示を出しているのです。そして、運用によって利益が出れば投資家たちに分配される仕組みです。

運用方法ってどんなものがあるの?

投資信託の運用方法は大きく分けてインデックス型とアクティブ型の2つに分けられます。その二つの特徴を見ていきたいと思います。

インデックス型

インデックス型は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、始業全体の動きを表す指数に連動した投資成果を目指すものです。アクテリブ型よりコストを抑えられた上に、商品の中身がわかりやすく、長期的リターンでみると、コストが低い分アクティブ型よりも良好なパフォーマンスを上げる事も多いです。

アクティブ型

アクティブ型は、指数を上回るリターンを積極的に目指す運用スタイルです。インデックス型よりコストは高い(ファンドマネージャーや銘柄を分析するアナリストなど多くの人が運用に関わっており、人件費がかさむ)。また、運用はファンドマネージャーのスキル次第という部分もあります。

どんな収益・メリットがある?

投資信託で得た収益は販売会社を通じ、投資家の保有口数に応じて分配されます。分配金は、投資信託の純資産から支払われる仕組みで、その分基準価格は下がります。メリットについてみてみましょう。

メリット①:少額から始められる!

株式投資や不動産投資の場合、まとまった資金が必要となりますが、投資信託であれが、1万円程度から始められる為、非常に導入ハードルが低いのがメリットの1つです。また、一括と積立で金額が異なる為、事前に下調べしておいた方がいいでしょう。

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メリット②:投資のプロが代わりに運用してくれる!

いざ、投資をしようと考えていても、何を選択して、いつ、どのくらい購入すればいいか一般の方には少し難しく投資のハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、投資信託は、ファンドマネージャーというプロが代わりに運用してくれます。市場の動向などに応じて商品を入れ替えたりして運用していたりします。投資家は定期的に送られてくるレポートを見ていればいいので、非常に簡単な投資方法と言えます。

メリット③:分散投資が出来る為、リスク分散が可能!

1つの銘柄だけではなく、複数の銘柄に投資を行うことで、値下がりが起きたとしてもリスクを分散させることができるのです。投資信託は、「分散投資」の考えから生まれた金融商品です。

投資のプロでもあるファンドマネジャーが運用してくれる点でしょう。投資は豊富な知識が必要となり、その知識を学ぶためには長い期間を要します。しかし、投資信託であれば自分の代わりにファンドマネジャーが運用してくれます。運用内容についてはレポートなどで状況が確認できるため、安心です。また、投資信託では分散投資を行っています。

1つの銘柄だけではなく、複数の銘柄に投資を行うことで、値下がりが起きたとしてもリスクを分散させることができるのです。近年では、100円といったワンコインから始められる投資信託もあり、少額でも購入できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

気をつけるべきリスク・デメリットは?

高い魅力のある投資信託ですが、元本保証はないので運用実績が上がらない時には、リスクを負う可能性があるため、覚えておきましょう。また、手数料といったコストも発生します。

手数料(コスト)が掛かる

投資信託を行う際のコストは、「①購入時」「②保有時」「③解約時」の3つに掛かっています。

①購入時手数料

購入時は掛かるコストで、「購入時手数料」があります。これは、購入金額の0%〜3%が手数料として発生します。最近では「ノーロード投信」と言って、この手数料が掛からない商品も多くなってきました。

②運用時(信託報酬)

保有時(運用時)には、「運用管理費用」という手数料が掛かってきます。この「運用管理費用」は信託報酬と呼ばれ、目安として、投資信託の残高に対して03%~2%が掛かります。これは、保有期間中に、委託会社、販売会社、委託会社に投資信託の残高から自動的に支払われます。

③解約時(受託財産留保額)

投資信託の解約時に「受託財産留保額」が、解約する商品の代金に所定の料率を掛けた金額を負担する事になります。これは、購入時に掛かる投資信託もあるため、事前に目論見書等で確認しましょう。

元本が保証されない

これはどの投資でも言える事ですが、元本保証などはされておらず、元本割れをする可能性もあります。また、海外資産への投資信託では、利益が出たとしても、為替の状況によって損失が出てしまう可能性もありますので注意が必要です。

成績はプロの腕次第

投資家が運用するものではなく、ファンドマネージャーなどプロが運用するため、投資家の意見は反映されません。

投資信託の税金

投資信託の税率は、利益に対して20.315%となっています。(2037年までは2.1%の復興特別所得税も追加的に課税され、復興特別譲渡税も含んだパーセンテージとなっている)

まとめ

いかがでしたでしょうか。投資を行う際は、自分自身にその投資商品が合っているかどうか?メリット・デメリット含めてじっくりご検討される事をオススメ致します。

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