人気の不動産投資先として人気がある東南アジアは、たくさんに魅力的な国が集まっています。今回はそんな東南アジア6ヵ国の治安についてご紹介しましょう。不動産投資で将来的に現地に住もうとしている人や、これから投資予定で現地の視察に向かおうと考えている人は、ぜひ今回ご紹介する治安情報を参考にして訪れてみてください。
フィリピンの治安レベルは?
まずはフィリピンの治安レベルについてです。比較的治安は安定しているものの、一部の地域においては注意が必要となります。
観光でも人気エリアは比較的に治安が良い
マニラやセブ島といった観光地や人気エリアはたくさんの人が住んでいるため、安全もある程度確保されています。治安が良いと安心しがちですが中にはスリや置き引き、タクシーのぼったくり被害もあるため、油断は禁物です。
注意したいのはミンダナオ地域
フィリピンの中でも特に注意すべきなのがミンダナオ地域です。ミンダナオ地域は爆弾テロ事件や身代金目的の誘拐事件が多発しています。不安定な治安情勢であるため、あまり近付かないようにしましょう。その他、スラム街もフィリピンでは治安の悪い場所とされるため、わざわざ足を運ばないようにしてください。
シンガポールの治安レベルは?
続いてはシンガポールの治安について説明していきます。こちらもフィリピン同様に危険な地域があるので注意してください。
世界的にも犯罪率が低い国
シンガポールは東南アジアの中でも特に治安は安定しており、世界的に見ても犯罪率が少なく安全な国と呼ばれています。しかし、治安が良い国だという安心感によって警戒心が低い人が犯罪のターゲットになりやすいので注意しましょう。
リトルインディアやゲイラン地区には注意
シンガポールの中でも特に注意すべきなのがリトルインディアやゲイラン地区です。これらの場所は観光地としても人気がある地域なのですが、一時期暴動や殺人事件が起きたり、ゲイラン地区においては客引きに引っかかったりする場合もあるので、注意して出歩くようにしてください。
タイの治安レベルは?
日本からアクセスしやすいことと美味しい料理で注目を集めるタイですが、治安レベルはどれくらいなのでしょうか?
バンコクやプレアヴィヒア周辺は比較的に安全
タイの首都バンコクやプレアヴィヒア周辺は比較的安全が確保されており、安心して過ごせる地域だと言われています。ただし現状は、反政府デモや集会が頻繁に行われていることもあり、場合によっては治安当局と衝突する可能性もあり得ます。普段は落ち着きを見せていますが、何かしらの原因で危険な目に遭うかもしれないことを覚えておきましょう
タイ南部は注意が必要
タイ南部は特に注意すべき場所です。マレーシアの国境と接していることからイスラム武装勢力による襲撃事件や爆破事件が頻発している傾向にあります。不用意に訪れるのは危険なので止めておきましょう。
マレーシアの治安レベルは?
マレーシアも比較的治安が良く、安心できる国と言われていますが、一部の地域は危険度も高いです。
全体的に治安は良い
マレーシア政府は観光客誘致のために治安の良い国づくりを進めています。そのため、治安は安定しており、マレー系から華人系、インド系などたくさんの人種が住んでいます。日本人も異国者として扱われにくい場所なので安心です。
サバ州東側の島嶼部は注意
いくら安全と言われる国でも強盗の発生件数は日本の25倍ほどにも上るため、油断するのは危険です。外務省の海外安全ホームページではサバ州東側の島嶼部やその周辺海域を危険と断定しています。誘拐が起きているとの情報もあるので、近づかないようにしましょう。
カンボジアの治安レベルは?
続いてはカンボジアの治安情報についてです。日本と比較するとあまり治安が良くないと言われているカンボジアですが、その実態はどうなっているのでしょうか?
現在は比較的に治安情勢も落ち着ている
現在カンボジアの治安は東南アジアの中でも比較的落ち着きを見せている状況にあります。ただし、犯罪の取り締まりを強化しているのですが、捜査を行う治安当局の能力や信頼性が十分ではないため、絶対に安全だとは言い切れません。自分の安全は自分で守るといった気持ちが大事になります。
有名観光エリアでも軽犯罪には注意
有名観光地であるプノンペンエリアやシェムリアップエリアでは大きな事件は起きていないものの、ひったくりやスリといった被害が見られるため注意が必要です。多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。
ベトナムの治安レベルは?
人気観光地としても注目を集めるベトナムは治安が良いといったことでも有名です。最後はベトナムの治安について説明していきます。
凶悪な犯罪事件は比較的少なめ
ベトナムでは凶悪な犯罪事件があまり起きておらず治安が安定していると言えます。ただしスリやひったくりといった被害は報告されているので、警戒心ゼロで出向くのは危険でしょう。
オールドクォーター地区やホーチミンは少し注意
ベトナムではオールドクォーター地区やホーチミンが少々危険だと言われています。これらの地域では、タクシーでもぼったくり事件が発生しやすいです。タクシーを利用する際は必ず危険かどうか調べてから乗車することをおすすめします。
まとめ
今回は東南アジア6ヵ国の治安事情についてご紹介してきました。どの国においても絶対に安全だと言える場所はありません。日本のように治安が良いところばかりではないため、十分に注意しながら不動産投資先を選んだり、生活したいと思える国を探したりしてみましょう。
日本企業デベロッパーの担当者からわかりやすく、フィリピンの基本情報から現地の情報まで解説。
「フィリピン不動産ガイド!」も無料プレゼント中!