東南アジア諸国でも好調に成長しているのがフィリピン。人口増加や経済発展は不動産投資にも関わってくる重要な指標です。今回はフィリピン不動産投資が狙い目であるかについて、人口や経済の成長観点からみていくと同時に、注目の地域についてもご紹介していきます。
今後のフィリピンの人口推移はどうなる?
現在フィリピンでは人口が増加し、人口爆発が起きつつある状態です。2018年12月時点での人口は1億600万人ほど。この数字は、世界第12位の人口数です。人口増加率は年間で1.69%であり、このペースでの人口推移は2025年まで続くと予想されています。そして2025〜2030年の間には日本の人口を抜かすとも予想されているのです。
フィリピンの経済成長率と不動産価格の動向
東南アジア諸国の中でも特に成長が目覚ましいフィリピンですが、その経済成長率と不動産価格の動向についても気になりますね。
今後も続くフィリピンの経済成長
2020年1月に世界銀行から発表されたデータによると、フィリピンの今後の経済成長率は2020年を6.1%、2021年と2022年をそれぞれ6.2%と予測しています。そして人口増加が続くことで、経済成長は今後も続く見込みです。そして人口増加に伴い経済成長率はこの数年6〜7%で推移しています。
特に大きな影響を与えたのが2016年より就任したドゥテルテ大統領による、活発な経済政策です。また経済だけでなくインフラ整備や治安の改善、さらに外資誘致にも積極的な姿勢を見せています。
経済成長からみる不動産価格の動向
好調な経済成長と同時に、不動産価格は上昇傾向が続いています。例として経済の中心地でもあるマカティCBD地区では、2010〜2018年にかけて不動産価格は約132%上昇しました。
また投資として購入されやすい高級コンドミニアムの平均価格は、直近のデータで約15.55%上昇していることがわかりました。それでも先進諸国に比べて不動産価格は安く、高利回りを期待できる物件も多いのがフィリピン不動産の特徴です。
フィリピンの中でも特に注目の地域とは
フィリピンといってもさまざまな地域があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは経済成長の背景などからみた、フィリピンの中でも特に注目の地域についてご紹介していきます。
知っておくべし!不動産投資におすすめの地域条件
まずは地域と合わせて知っておきたい、不動産投資におすすめの地域条件についてお伝えしていきます。
- 周辺環境が静か
- アクセスが良い
- ショッピングモールやビジネス地区、観光地周辺
当たり前といえば当たり前の条件ですね。上記でご紹介した3つの条件全てが当てはまるのは難しいですが、どれかがマッチしていることで不動産投資としてのハイリターンに期待ができるでしょう。
特に注目されている3つの地域とは
前述した地域条件や経済成長の背景などから、特に注目されている3つの地域について簡単な特徴と合わせてご紹介していきます。
オルティガスセンター(マニラ)
パシグ・マンヨルダン・ケソン市にまたがる、マカティに続くフィリピン経済の中心地です。7つのショッピングモールや学校、企業の本社などが集まっており、不動産需要の高い地域です。
マクタン島(セブ)
セブ・マクタン国際空港があるマクタン島。セブ島はリゾートをイメージする方が多いかと思いますが、そのイメージのほとんどがこのマクタン島の海側エリアの事です。5スターが建ち並び旅行者でホテルの稼働率が高いエリアです。ただ、コンドミニアムなどを希望される方は、ITパークなどセブ島の方が良いかもしれません。
パラワン島
一昨年に新国際に改修されたプエルト・プリンセサ。今、密かに人気が高まっています。国内外の旅行者からの指示が高く、一度は行ってみたい島。フィリピンの大手財閥企業も現在土地の取得を行い、今後開発で盛り上がってくるエリアです。
まとめ
今回はフィリピン不動産について人口や経済情勢からみた不動産価格動向や、おすすめの地域についてご紹介してきました。フィリピンの経済成長は今後も明るく、不動産投資としてはすでに狙い目です。今後も不動産需要は高まる傾向にあることは間違いないので、フィリピンの情勢を随時チェックして最適なタイミングで不動産投資ができると良いでしょう。
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