フィリピン航空(PAL)の持株会社であるPALホールディングス(証券コード:PAL)は、6月17日、2020年の年次報告書と2021年第1四半期(1月~3月)の事業報告書を開示した。
<PALの2020年、赤字719億ペソ>
それによると、PALの2020年の営業収入は前年比(以下同様)64%減の553億ペソにとどまった。大幅減収は、新型コロナウイルス感染拡大やその対策としての外出・移動制限などによる。一方、運航便数の減少などで総営業費用は46%減の848億ペソとなったが、営業収入を大幅に上回った。金融費用を中心とするその他費用(ネットベース)も2.8倍の393億ペソへと急増したことから、帰属純損失(赤字)は7倍の719億ペソに達した。なお、ANAホールディングス(ANA)が、2019年2月28日、PALの発行済株式総数の9.5%を9,500万米ドル(約105億円相当)で取得している。…
出典:【フィリピン経済・金融・投資情報「フィリピン航空持株会社、コロナ禍で大幅赤字続く」】
【https://pheconomist.com/topics_detail8/id=70178】
ざっくり言うと・・・
- 【外出、移動制限緩和されて以降も乗客数戻らず前年比約8割弱の大幅減。】
- 【日々発生するメンテナンス維持費用が重くのしかかる航空業界、人の移動は減少しても、貨物輸送部門は健闘。】
- 【運航便数の減少、燃料費値下がり、ペソ高効果などにより営業費用は42.8%減の95億ペソへと減少したが、営業収入を大幅に上回った。】
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